ウイルス対策におすすめのソフト10選！選ぶ時のポイントも解説

自社のPCにウイルスが感染してしまった経験がある方や、事前にウイルス対策をしておきたい方へ向けて、PCのウイルス対策の必要性やおすすめソフト10選を解説します。各ソフトの特徴がわかるため、自社に適切なツールが見つかる記事です。ぜひ最後までご覧ください。

ウイルス対策ソフトは必要？

企業のウイルス対策ソフト導入は必要です。Windows10にもウイルス対策ソフトは無料で搭載されていますが、企業のウイルス対策としては不十分。さらに高度なセキュリティを実現できるソフトの導入が求められます。

ウイルス感染してしまうリスクは、データ暗号化やシステム破壊といった直接的なものと、業務に支障が出る間接的なものの2つです。会社で使用する端末の1台が、ウイルスに感染すると全体に影響が出ます。個人が使うものよりも、高度なセキュリティ対策が必要です。

ウイルス対策ソフトの選び方

ウイルス対策ソフトの選び方をする際は以下のポイントを基準にしましょう。

• PCの動作が落ちないか
• ウイルス検知率が高いか
• サポート体制が充実しているか

上記のポイントを意識すると、自社に合ったウイルス対策ソフトを選べるでしょう。

PCの動作が落ちないか

ウイルス対策ソフトを導入すると、PCの動作が重くなるケースがあります。PCの動作が重くなると、業務の生産性が低下するため注意しましょう。動作が遅くならないか確認するには、体験版を導入するのがおすすめです。

端末によってソフトとの相性があるため、複数を比較したうえでもっとも動作に影響が少ないものを選びましょう。

ウイルス検知率が高いか

ウイルスは新しいものが生み出されるため、既存のものだけでなく、最新のウイルスに対しても対策が必要。検知率の高いウイルス対策ソフトを導入すると、最新のウイルスを防ぐ可能性も高まります。

ウイルス対策ソフトの検知率は、オーストリアの「AV-Comparative」やドイツの「AV-TEST」など第三者機関が講評しているデータがあります。ウイルス対策ソフトの検知率を重視する際の参考にしましょう。

サポート体制が充実しているか

ウイルス対策ソフトのサポート体制への評価は、ウイルスを検知したあとに適切な対処ができているかどうかが重要。24時間サポートを受けられ、日本語対応しているウイルスソフトであれば、英語をはじめとした外国語のみ対応のソフトより迅速に対応してくれるでしょう。

ほかにも社員のリテラシー教育支援のサービスを提供しているケースも。サポートが充実していると、社員がソフトの理解もしやすい点もメリットです。

ウイルス対策ソフトおすすめ10選

ウイルス対策ソフトのおすすめは以下のとおりです。

上記のソフトから自社に合ったものを選ぶと、セキュリティ対策を万全にしやすいです。

ZEROウイルスセキュリティ

画像引用：ZEROウイルスセキュリティ

ZEROウイルスセキュリティのおすすめポイント

• 4つのOSに対応
• 更新料0円で初期費用のみで使い続けられる
• 国際的な第三者機関で1位を達成する「動作の軽さ」

ZEROウイルスセキュリティは、Windows、Mac、iOS、Androidの4つのOSに対応したウイルス対策ソフト。一度購入すると、無料で更新し続けられるため、初期費用のみの支払いで済みます。自社のセキュリティをできるだけ安価で高めたい場合におすすめです。

ほかのメリットには、動作の軽さがあげられます。オーストリアの第三者機関であるAV-Comparativesが年に数回実施する性能テストでは、動作性の軽さをはかるテストで2年連続1位を獲得。自社の端末に導入したときに、動作が重くなり業務の生産性が低下するリスクは低いです。

ESET

画像引用：ESET

ESETのおすすめポイント

• 導入実績391,000社、大手企業への導入実績も多数
• 高度な検出システム（国際的な第三者機関で19回1位を獲得）
• OSの種類関係なく利用台数でカウントする、シンプルな購入形態

ESETは20年以上の実績を持つウイルス対策ソフト。これまで391,000社に導入され、大学やキャノンといった大手企業まで幅広い実績があります。

機械学習の技術により、収集した情報をもとにマルウェアの判定を行います。世界中のユーザーからマルウェアに関する情報を集めているため、安全性を高めるスピードの速さが特徴です。新種のマルウェアも動作前に検知するヒューリスティック技術を採用しており、第三者機関であるAV-Comparativesのウイルス検知率テストにおいて最高評価を得ています。

対応しているOSは、Windows、Mac、Linux、Androidと幅広く、種類関係なく台数で利用できるシンプルさもメリットです。

avast

画像引用：avast

avastのおすすめポイント

• 無料版あり
• 1台ごとの契約なので中小企業におすすめ
• 4億人のユーザーが存在する実績

avastは全世界に4億人のユーザーがおり、月平均15億件以上のマルウェア攻撃を防いでいる、実績のあるウイルス対策ソフト。ソフトは無期限で使用できる完全無料版もあるため、自社に合っているかどうかを手軽に試せます。端末1台ごとに契約するため、中小企業でも台数に合わせた最適な価格で導入できるでしょう。

サポート体制も充実しており、avastの技術者チームが困ったときにavasetの利用の助けとなるアドバイスをしてくれます。プライバシー対策として、スタンフォード大学やチェコ工科大学などの研究者とパートナーシップを結び、継続的に技術トレンドを監視。より高度なセキュリティ構築に活かします。自社で利用しているアプリやサービスのプライバシーポリシーを分析している点も魅力です。

PC Matic

画像引用：PC Matic

PC Maticのおすすめポイント

• 過去6年間感染被害なし
• 定義ファイルの更新の必要なし、オフラインでも使用可能
• 「ホワイトリスト方式」を採用

PC Maticは2023年5月段階で過去6年間の感染被害がない、実績のあるウイルス対策ソフトです。あらかじめ定義されたパターンのみ通信を許可する、ホワイトリスト方式を採用しており、ほかの通信はすべてブロック。最新のウイルスが生み出されても、通信が許可されないため感染の心配がありません。

許可された通信方式は定義ファイルに保管されているため、こまめな更新が必要ない点もメリットです。オフラインでもセキュリティレベルを最高の状態に保ったまま利用できます。

Kaspersky

画像引用：Kaspersky

Kasperskyのおすすめポイント

• ランサムウェア攻撃に対する100％の効果が実証されている
• 導入企業・団体数が24万という導入実績
• 第三者機関で1位は64回、3位以内は70回以上獲得

Kasperskyは、AV-TESTにおいてランサムウェア攻撃（マルウェアの一種。感染させた企業の業務を停止させ、正常化と引き換えに身代金を要求するもの）への効果がAV-TESTという第三者機関の調査で100%保証されています（2021年の調査）。ランサムウェアに感染すると、システムへのアクセス制限解除のために、多額の請求をされるリスクがあるため、Kasperskyは有効です。

導入企業・団体は24万にものぼり、実績も十分にあります。2021年には複数の第三者機関のテストを75回受け、57回の最高評価。 サブスクリプション型の提供となっており、自動で契約更新される手続きの便利さも魅力です。

Norton

画像引用：Norton

Nortonのおすすめポイント

• 24時間のサポート
• 60日間返金保証
• 第三者機関調査で26回連続「防御力」最高評価

Nortonは、24時間体制でサポートを受けられる点が魅力のウイルス対策ソフトです。月額版・OEM（他社ブランドで製造したもの）版以外の場合、60日間の返金保証も受けられます。第三者機関であるPassmark Softwareのテストで13年連続「快適さ」部門の1位を獲得しており、使いやすさの裏づけもされており安心です。

ウイルス対策ソフトに重要な防御力の面でも、第三者機関のSE Labsから最高評価である「AAA」を26回連続で得ています。パソコンやスマホ、すべての端末を幅広く守りながら、サポートも手厚く受けたい企業に適したソフトです。

ウイルスバスター

画像引用：ウイルスバスター

ウイルスバスターのおすすめポイント

• 中小企業・中堅企業の導入シェア1位
• 乗り換え価格が40%OFFでお得
• インストールが簡単で導入がスムーズ

ウイルスバスターは、中小企業・中堅企業の導入シェア1位のウイルス対策ソフト。日本国内におけるシェア率が12年連続1位で、企業向けの製品では17年連続シェア率1位となっています。多くの経営者から評価されており、実績のあるソフトです。

他社のソフトから乗り換えて新規契約した場合、通常価格から40%OFFとなり、安価で導入できます。インストール方法がわかりやすく、ITに関する知識があまりない企業であっても導入しやすいです。

i-FILTER

画像引用：i-FILTER

i-FILTERのおすすめポイント

• フィルタリングツールで国内導入シェアNo.1（1168万ユーザー）
• リリースからマルウェア感染被害件数0件
• 「ホワイト運用」によるサイトブロック

i-FILTERは、有害なサイトを閲覧できないようにするフィルタリングツールの国内シェアNo.1のソフト。リリース以降、2023年3月末までマルウェア感染被害が0件の実績をほこり、自社の端末やサーバーを安心して利用できます。

あらかじめ安全を確認し、登録したURLにしかアクセスできないホワイト運用を採用。最新のURLも、アクセス時にクラウドのデータベースに保管され、安全確認したあと、1営業日をめどにアクセス可能です。1営業日に4回を目安にチェックされるため、不便さは感じないでしょう。

KINGSOFT

画像引用：KINGSOFT

KINGSOFTのおすすめポイント

• 無料版、無料トライアルあり
• 無料版にも有料同等のサポート体制
• 使いやすいシンプルなデザイン

KINGSOFTは無料版、無料トライアルも有料版と同じサポートを受けられる点が特徴のウイルス対策ソフト。無料版の場合、広告表示がありPC版のみ利用ですが、有料版と同じ性能のソフトを利用できます。本格導入の前に、端末の動作を確認しましょう。

シンプルなデザインで使いやすさを重視しているソフトで、スキャン時間の長さや動作の重さ重さを感じにくいです。複雑な操作が苦手で、シンプルなウイルス対策ソフトを探している企業に適しています。

LANSCOPE

画像引用：LANSCOPE

LANSCOPEのおすすめポイント

• AIによる99％の検知率
• 導入社数1600社以上、継続利用率90％以上という実績
• 安心の国内サポート

LANSCOPEは、官公庁や金融業界など高いセキュリティが求められる企業・団体に採用されています。AIを用いたウイルス対策ソフトであり、99%の検知率をほこります。これまでに1,600社以上で導入され、継続利用率は90%の実績。同じソフトを長く安定的に使いたい企業に適しています。

国内サポートは運用代行と定期レポートサービスの2つ。LANSCOPEにソフト導入などの運用を依頼できます。定期レポートサービスでは、必要に応じてレポートによる現状確認が可能です。自社のセキュリティを、ソフト運用なしでも把握できる体制を構築できます。

ウイルス対策ソフトの必要性やおすすめのソフトについて紹介しました

ウイルス対策ソフトは多くの種類がリリースされており、それぞれ機能やサポート体制に差があります。自社に導入する際は、端末の動作が重くならないかやウイルス検知率は高いか、サポート体制は合っているかを確認しましょう。

解説した選び方をもとに、紹介したウイルス対策ソフトを選ぶと、自社のセキュリティを向上できます。各ソフトの特徴を参考に、自社に合ったソフトを選んでみてください。